前回ご紹介した「テラスハウス 学園町」は、国が進める「地域包括ケア・システム」にどのようにかかわっていけるか、具体的に何ができるか、その対応の試みとしてスタートしました。
また国が求めている、デイサービスの役割・目的も明確になってきました。 一言でいうとデイサービスは「個別機能訓練するところ」です。
「ひとつ屋根の下」では、ご利用者にとって本当に目標・目標達成のための個別ケア・機能訓練になっているか、 ①ご利用者一人一人の目標を設定できる能力 ②目標を達成するための訓練プログラムを設定できる能力 ③設定された訓練を実施できる能力 をスタッフが身につけられるように研修しております。
以前のブログにも書きましたが、個別機能訓練とは難しい事ではなく、「可能な限り、自宅において、その有する能力に応じ、自立した日常生活を営むことができるよう生活機能の維持を目指す」ことであり、たとえば、「週に1回買い物に行く」「自宅のトイレ・お風呂に1人で入る」「料理・洗濯・掃除は自分でする」等です。
私たちは介護支援専門員の長期目標のもと、ご利用者と共に目標を設定し(生活目標⇒生活動作目標⇒個別的訓練)を行っております。
私たちはスタッフの感受性・人間性をもって、いかにご利用者の心を動かせるか、信頼関係を築けるか、家族の様な関わりができてこそ、実のある個別機能訓練ができ、共に喜び・幸せを感じられると思っています。