先週、研修でスタッフ4名と「あおいけあ「いしいさん家」に見学・視察に行ってきました。

「あおいけあ」は小規模多機能型居宅介護、「いしいさん家」は地域密着型通所介護(お泊りデイサービス)を運営されています。2事業所ともに、ご利用者が「ふつうの生活」を送っておられています。レクリエーションはもちろん、1日の流れは何も決まっていません。しかし、しっかりと介護保険の理念「自立支援」を日常生活の中で「機能訓練」として取り入れておられます。
その①・・・後日取上げます。

「あおいけあ」では、全国各地から見学(定員10名)に来られていましたが、見学者の中でも「心の在り方」によって捉え方が様々です。加藤さんの介護観、施設の話を聞くうちに、「理想ですね~」「元気な方が多いですね~」「スタッフが多いですよね~」等、その人の価値観・固定概念ですぐに判断される方がおられます・・・・この質問は毎回あるそうです。
加藤さんはここで築いていることは、「理想」ではなく「現実」ですよ。ここに来られているご利用者は困難すぎて包括から丸投げされたケースや、ごみ屋敷にこもっていた人、他の事業所でサービスができなかった人がたくさんいます。スタッフの人数も、皆さんの事業所と同じご利用者3名に対してスタッフ1名ですよ。と答えられます。
その②・・・後日取上げます。

「いしいさん家」では、ご利用者とスタッフが一緒に生活している雰囲気です。
ご家族とスタッフの区別もつきません。昼食はみんなで食卓を囲み(もちろん私たちも・・・石井さんいつもご馳走様です)おかずをつまみあったり、いろんな国のスタッフやその子どももいる。デイサービス自体が「コミュニティ」です。その雰囲気がいやで出て行こうとするお年寄りがおり、スタッフがその場をしのぐ。まさに大家族のデイサービスです。
やはり「いしいさん家」にもデイサービスを断られ続けたご利用者が集まってきます。
でも、石井さんはその方々を何とかしようと楽しんでいる。

私たちの理念・思いは・・・・・・・・・
ふつうの生活を介護現場に・・・・
私たちの「心の在り方」を見つめ直すことができました。