今回は「ひとつ屋根の下」で取組んでいる機能訓練その2をご紹介いたします。

ご利用者の目標設定・自己実現を目的にし、個別機能訓練Ⅱにあたります。           私たちは、まずご利用者と介護スタッフで個別の長期・短期目標を共有し、専属の柔道整復師と具体的な機能訓練方法を相談・決定、実施しております。

小グループでの訓練の実施と具体的な生活動作を取り入れた個別訓練です。           どちらも、自宅において可能な限り自立して暮らし続けることを目的として実施しております。

スタッフが考えた、様々な手作りアイテムを少しだけご紹介いたします。お箸・ボタン掛け・ファスナー開け閉め・ペットボトル等を使い、基本動作や握力・筋力の訓練を行っております。    また、踏み台・階段・手すりを使った訓練も行っています。

トイレで手すりを持って、自分の力で立ち上る目標の 井上すゑさん(僕の実のばあちゃん、99歳・要介護4)は意欲的に痛みのある両足と左腕を使って訓練しています。             実はすゑばあちゃん、99歳にして「ひとつ屋根の下」でこの2年間すこぶる元気になってきました。 以前ブログで競馬を再開したばあちゃんです!!                          年齢のためと言われ、ずっと治らなかった血尿も治りました。足の浮腫みもとれ、まったく上がらなかった左足がなんと組むことが出来る様になり、今では靴下を自分で履けるまでになりました。また、上衣も自分で着れる様になり、おむつもリハパンに変わりました。99歳になりここまで出来る様になるとは本当にビックリしています。(年齢は関係ないと実感しています)

実は、すゑばあちゃんは口は達者ですが、根気なくすぐ諦める・何でいまさら等スタッフにすぐに甘える甘え上手です。このようなご利用者の皆さんに目標を持ってもらい、やる気を引き出し、成果を出していけるスタッフがとても頼もしくうれしく思えます。

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